~ 田んぼで起きた、小さな奇跡 ~
稲刈りの中日。空は澄み、風は心地よく、田んぼには黄金色の稲が揺れていた。
作業も終盤に差しかかり、「あと一列で終わる」と思っていたそのとき、30年選手のコンバインが突然止まった。
エンジンはかかっているのに、前にも後ろにも進まない。
原因は「クローラ切れ」。コンバインの“足”にあたるゴム製の部品が、寿命を迎えたのだ。
もしこれが交通量が多い道路だったら、もしこれが作業の始まりだったら――
とても面倒なことになります、考えるだけで冷や汗が出る。
けれど、奇跡的に田んぼの中で、しかも最後の一列を刈り終えた直後に止まってくれた。
まるで「ここなら大丈夫」と、コンバイン自身が判断したかのようだった。
長年働いてくれた機械が、最後まで責任を果たしてくれたような気がして、胸が熱くなった。
翌日には部品が届き、整備士さんが慣れた手つきで交換。
田んぼには、こうした小さな奇跡が幾つもあります。
人の営みと機械の働き、そして自然の関わり。
それぞれが役割を果たしながら、田んぼという命の場を支えている。
天の神様の存在を感じる出来事でした。『感謝』
おがた健康農園
