田んぼの出来事2015.09.12

9月12日現在のお米の姿をお知らせします

彼岸花
毎年 決まった時期に花を咲かせる彼岸花一斉に花を咲かせ季節を知らせてくれます


田んぼに目をやると大きな変化が起こってます


最初に穂を出すのは早生の赤米です
8月20日頃に穂が出ました

早生の赤米
主力のヒノヒカリより2週間ほど早い出穂です

周囲に穂が出てるお米はなく雀の格好のエサ場になり爆音機が欠かせません

爆音機

バン! 大きな爆発音がして雀は近づきません


ヒノヒカリ

8月31日 出穂
ヒノヒカリ8月31日 出穂
穂が出ると35~40日後ぐらいで稲刈り時期になります

今年の稲刈は10月10日ごろからと思われます


朝日

9月12日 出穂

朝日 出穂

朝日の穂

晩生のお米です
ヒノヒカリより2週間遅れて穂が出ます

米アレルギーの方に食べて戴きたいお米です
大正時代から自家採種してきた種子を戴き今年初めて育てています

お米の花は自家受粉で昆虫類による受粉は必要ありません



緑米

朝日より数日遅れて穂が出ます
穂ぞろいは9月15日ごろでしょう

緑米 出穂

緑米の穂

玄米は薄い緑色して餅やおこわにして上食味のもち米です

黒紫の穂がとても異色で目を引きます


黒米

最後に穂が出るのは黒米
極晩生の品種で12日現在でやっと一つ芽を確認できました

黒米の芽

冷夏が気がかりですが黒米の色は冷夏のほうが綺麗な黒になります

以上 私が育ててるお米の現状をお知らせいたします
皆様のお手元へお届けする日が楽しみです

お問合せ   おがた健康農園  携帯090-1080-2621

田んぼの出来事 2015.8 自然農法の安全を再認識

梅雨が明けるのを待ってる生き物がここにもいました

天気が良くなり水温が高くなる7月下旬 風のない静かな深夜

田んぼの畔から覗くとあちらこちらにトンボの羽化を見かけます




どこの田んぼでも見かけられますが
自然農法の田んぼでは数の多さに
驚かされます
あちらにも こちらにも あそこにも・・・


長く農薬や除草剤など無縁の
環境を知ってるかのようです


病気になっても通う病院などない弱い立場のトンボ
高等教育など受けて無くとも環境の良し悪しは人間より判るようです

このような生命誕生の場面を見ると自然農法の安全性や素晴らしさが再認識されます

健康を求めてさ迷う多くの人に このお米が届けられる日を祈らずにはおられません




この後 トンボたちは羽を硬化させ翌朝10時ごろ無事飛び立ちました
トンボのお仕事・田んぼ上空に舞う害虫を補足して食べること


順調な生育であります様に・・・

緒方弘文 090-1080-2621

田植え 田んぼの出来事

育苗

熊本地方を襲った豪雨
ご覧のように苗床も完全に冠水しました

以前もこのようなことがあり その後 ウイルスが発生し
生育に大きく影響し痛い目にあいました

農薬を使用できないので手の打ちようがありませんが
翌日 食酢を1000倍に薄めた水を散布し少しでもウイルスを
抑制しました

どこの農家でも雨の多い年は苗作りには苦労します




寒冷紗を剥ぐと新緑の美しい若苗が姿を見せてくれました
感動の瞬間です

人間でいえば小学校に入学したようなものでしょうか・・・

元気な成長を祈らずにはおられません
育苗期間は35日を目安にしてます





田植えの始まり

19日早朝 水門が明けられ一気に田んぼに水を入れます

充分に水が張られたら代掻きハローの出番です
横幅2.6メートルの代掻きハローで田んぼを
縦 横 縦と歩きまわり土を撹拌します

土はトロトロになり漏水しない田んぼが出来上がります




代かき後 二日ほどたって土が締まってきたら田植えです
苗補給をシルバーさん3人にお手伝いしてもらいました

5ヘクタールの田植えは一週間ほどで終わりますが
進むほど仕事の数が増えてゆき大変です

でも今年は小雨が降っていて苗には良い天候でした




豪雨の中の水田


昔から稲作は麦や大豆と違い人手を必要とします
多くの方の協力で成り立つのが稲作です
このような事が根底に協調性に富む日本文化が形成していかれたそうです
歴史の重みを感じながらの田植えでした

田植え期間は朝5時過ぎに起き その日の準備をし
夜7時ごろまでみっちり作業します
終わって体重計に乗ると5㌔ほどダウン  ダイエットになります・・・

おがた健康農園 090-1080-2621

梅雨の豪雨

梅雨が始まったばかりなのに豪雨 今年は陽性のようです
各地で被害が出ています

ご覧のように田んぼは水浸し
一面海のようです
あふれた水は道を超えて流れています

まるで高松城水攻めのようです

                             6月11日12時ごろの様子

心配なのが苗代の冠水です
長い時間つかると苗が弱ります

数年前も浸水しウイルスが発生しひどい目にあいました
その時の経験もあり適切な対応が必要です、




17時頃は水が引きました

田んぼの出来事 小麦の収穫 6月上旬

小麦の収穫は九州では梅雨を控えてあわただしい作業となります
長雨になったら芽が出てきて収穫をできなくなることもあります、
10年に一度ぐらいあるようです

小麦はお米と比べ肥料を多く必要とします、
無肥料自然栽培では収量は望めませんが食味が良くなるようです、

主に素麺やうどんなどに加工されて消費者の皆さんにお届けしてます、


私が栽培してる小麦の品種は


チクゴイズミ
シロカネコムギ
ミナミノカオリ
もち麦













11~12月播種作業

大豆の後作には麦がよく合います



1月~2月 麦踏作業

とにかく畑を歩き回ります
この時期はまだ寒い季節ですが
汗が出てきます



3月中耕除草作業

除草作業
暖かくなると畝間に雑草が目立ってきます
ロータリーカルチでの除草風景です
機械での作業で楽になりましたが40分ほどかかります
綺麗になりました

最近では機械除草は少なくなり短時間で済む
除草剤散布がが増えてます
安心安全という言葉をよく耳にしますが現実は逆が目立ちます




田んぼの出来事 5月

4月になり雑草が目立ってきました
小さいうちに刈れば楽なんですが大きくなると力が要ります

これから日増しに忙しくなります




脱ぼう機
種籾選別をしているところです


苗箱に土入れと
     播種作業

17日床土入れ
19日播種

    種籾は4日間水につけ
    充分に膨らませ
    発芽直前に播種します




出来上がった苗箱はすぐに苗代に並べ寒冷紗で覆う


麦や大豆と違い米つくりは多くの人手を必要とします
掛け声をかけ合い流れ作業です
重たい苗箱 タイミングよく渡さないと腕が疲れます


並べられた1200枚の苗箱





一安心です
この後 労いの打ち上げ
ビールで乾杯!  皆さんご苦労様でした

もち麦の中耕除草


昨年12月 大豆の収穫作業が長雨で大幅に遅れ
後作の麦の播種が一ヶ月以上も遅れました

熊本地方では麦の播種は11月20日頃がベストですが12月後半にずれ込みました
播種が遅くなると発芽と成長が遅くなり収量が少なくなります


写真のもち麦は寒い冬に耐え少しず成長してきましたが
3月になり暖かくなると急に大きくなります

同時に目立ってくるのが畝間の雑草です
小さいうちにロータリーカルチで耕し除草します

ロータリーカルチとは作物の間を耕し除草をする機械の事です
ご覧のように畝間が綺麗に耕され雑草には土をかぶせれられています






当然ながら自然栽培では除草剤は使いませんので
この作業は春の重要な作業になります
このような丁寧な作業風景は最近少なくなりました


近年は効率だけが求められ 多くの農地に短時間で済む除草剤を散布する農家が増えています 
命をつなぐ大切な食べ物の生産現場であるはずが残念な現状です


この無肥料自然栽培のもち麦は5月下旬に収穫され「幸福の五穀」「胚芽もち麦」
「十穀グラノーラ」「もち麦シリアル」「胚芽麦みそ」などの原料になります


もち麦は穀類の中で最大の水溶性の食物繊維ベータグルカンを多く含んでいます
なんとごぼうの2倍 サツマイモや玄米の5倍もある驚きの食品です

主な機能は
①血中コレステロール低下 ②食後血糖値の低下 ③メタボリックシンドロームの改善
④高血圧の低下 ⑤腸内環境改善 便秘解消などの効果が明らかになっています 

糖尿病や癌予防 ダイエット効果など現代人に必要不可欠な成分が豊富に含まれています


ほかに小麦を栽培していますが「そうめん」や「うどん」に加工してお届けしています

早く消費者の皆さんにお届けできるよう順調な成長を祈るばかりです







無肥料自然栽培の研修 河内農園の畑での現地研修

2月7日 今年初めての無肥料自然栽培の研修
今日は河内農園の畑での現地研修です、

河内さんは多品目の野菜を植えておられるので私の栽培と比較ができます、


ニンニク
かぶ間 畝間 茎の大きさ 葉の色 マルチ穴のあけ方など一工夫も二工夫もされています、


人参 
栽培に向く土 向かない土 現地研修ならではの濃い内容です、


大根とほうれん草の混植
播種の時期など長年の知恵が随所にうかがえます、


誰かこの棒を抜いてみて…


引き抜くと 何んと驚き 2メートルの棒でした、
土が柔らかいのです、
無肥料自然栽培では土の柔らかさが最大の条件です、
固い土では根が張らず病虫害が発生します、
多くの有機農法や慣行農法では通常20センチも刺さりません、

根が深く伸びることによりミネラルなどの希少栄養素を取り入れ健康な作物が育ちます、
無肥料自然栽培が健康に良い所以はここにあります、
ここまでなるのに何年とかかります、


手製のマルチャー
買えば40万ほどする機械ですが自分で作ればとても安く作れます、
アイデア戴き!、さっそく私も作ります、


今回の研修はとても解りやすく 長年の知恵を随所に確認できました、
寒風の中の研修でしたが参加者にはとても役に立った一日でした、










『無肥料自然栽培勉強会2015㏌青海』

1月24~25日 東京都江東区青海で行われた無肥料自然栽培の勉強会
全国から熱心な自然農法家や流通関係者など80人ほど参加し行われました

内容は参加者から事前に提出されたレポートを製本し、
それに基づいてプロジエクターを使い発表をするので
解りやすく参考になること大でした、


参加者は北は北海道、南は宮古島のサトウキビ農家
大ベテランから就農間もない新人の農家まで様々です、

技術面が主な内容です、
その中で心に留まる言葉がありました、

『プロの自然農法家』
自然農法者は『先ず自ら健康であること』
健康を害することが最大のロスにつながる


長く無肥料栽培を実践している北海道北見の秋葉さん
ならではの味のある言葉です、



夜は大手町のこだわりのレストランで大宴会、
これがメインでは…というほどの盛り上がりです、



とにかく自然栽培の仲間は楽しいことが大好き
なようです、



乾杯!



来年もまた会おうね…
楽しい酒が飲めるよう今年一年 頑張ります、