大豆選別

熊本地方は雨が多く大豆の収穫ができません、
自然を相手に仕事しているので仕方ありませんが

今日は倉庫で大豆の選別
収穫された後の大豆は水分は15%以内に乾燥されます

この段階では虫食い 割れ などが入っていて売り物になりません
それらの不要な物を取り除いてくれるのが写真の選別機です

今年導入しましたが中々の優れものです




赤大豆は皮が薄く 衝撃を与えると割れやすい性質です
衝撃を与えない設計でロスが少なく綺麗な選別が出来ました

今年の赤大豆はLサイズが多く粒がそろっています

大豆の栽培

大豆の播種は梅雨明けと同時に一気に行います、
梅雨が明けると雨が一滴も降らず干ばつ状態です、
ぐずぐずしていると土が乾燥し発芽が極端に悪くなります、



すこし草が生えていましたが播種作業を決行です、



中耕除草作業です
2回行います




11月上旬の刈り取り作業




大豆の収穫は手作業なので大変です


赤大豆と緑小粒大豆






赤大豆は料理に彩りをつけます、
緑小粒大豆は豆乳が美味しいです、

雑穀 もちきび栽培

8月上旬播種
梅雨が明けると雨が極端に少なく発芽に苦労しますが
今年は雨が多く発芽がそろいました


中耕除草も何とかできて生育が順調です、


9月中ごろのもちきび



少々遅れての収穫です、

12月にきび餅にして食べる予定です、
粒々の食感が楽しみです、
また小鳥の餌としても販売予定です

雑穀 稗の栽培


この土地は数年前にお借りましたが 湿田で手を焼いている土地です、
稗は痩せた土地にも育つ生命力があると聞いて初めて挑戦しました、

8月上旬に播種 今年は雨が多く発芽も順調です、
一週間ほどで芽を出しました、


 しかしながら今年は観測所始まって以来という長雨、
中耕除草ができず困りました、

天候のタイミングを見計らい何とか雑草を抑えることができました、


黒々とした力強そうな穂です、


収穫の時期は穂の色が薄くなる頃…
10月上旬に刈り取り、

小さな種子が吹き飛ばないよう小さなコンバインで収穫です、


収穫したての稗
これから乾燥 選別 の作業を終えて消費者のもとえ届けられます、

平成26年度 新米の挨拶

 今年は7月下旬から40日間 天気が悪く、観測史上初めてという日照不足に見舞われまし
た。
この時期は幼穂形成期で人間でいえば妊娠期間中にあたる重量な時期です。
この異常な事態に大変心配し 何度となく田んぼに足を運び 稲に励ましの言葉を投げかけ
ました。

不思議な現象が見られました。
最後に出る葉を 止め葉 と言い 光合成をして実を充実させる重要な葉です。
その止め葉 無肥料栽培では肥料分が少なく 葉は穂と同じ高さまでしか伸びません。

しかし今年は穂より5~6センチ高く伸びているのです。
光を求めて懸命に成長したんです。






長年農業をしていますが自然栽培の稲の生命力を
見せつけられたようです。


周囲の慣行農法の農家では収量が少ないそうです、
しかし、無肥料自然栽培では例年と変わりませんでした。

無肥料自然栽培は異常気象に強い事が証明されました。

無事収穫出来たことに 感謝 感謝 です。
異常気象の中 艱難辛苦をのりこえ 懸命に努力し 子孫を残してくれたお米を褒めてあげて
下さい。

田んぼの出来事 3月 春の農作業の始まりです。



3月30日   春の農作業の始まりです。



 雨が多く土が乾かず作業が遅れています。
水田には雑草が伸びています。
昨年11月に耕して以来の作業です。

プラソイラという機械で土を反転して雑草をひっくり返し、土に酸素を入れ、乾燥させ、腐食を進めます。
すると自然な窒素が出現し無肥料でもお米が育ちやすくなります。



時速5.5キロぐらいの速さでの作業です、通常のロータリという作業機では時速2キロぐらいです。
作業時間が大幅に短く、その分燃費の節約につながります。

 戴いたミカンの箱を開けるとカビが生えたのが多いのに驚きです、最近では防腐剤処理していると聞き、またまた驚きです。
腐れる野菜、果物、穀類などは、無農薬であったとしても健康に良いはずがありません。
ますます安全な食べ物が少なくなっています。

原因は『酸化土壌』にあります、加えて温暖化で活動しやすくなった腐敗菌です。

地球から湧き出る『自然窒素を吸収して育った作物』+『幾つかの条件』がそろうと腐れない作物になります。
自然農法にこだわる大きな理由です。



田んぼの出来事 3月 ニンニクの自然栽培

3月18日   昨年10月に植えたニンニク、無肥料、無堆肥の自然栽培ですが気温が高くなり、日増しにグングン大きくなっています。



 初めて挑戦するニンニクの自然栽培、さまざまな課題がありますが
九州東海大学の片野学先生に学び品質向上を目指しています。

ニンニクは抗ガン食品として上位にランクされる食材ですが一般では驚くほど多肥栽培です。
無農薬であったとしても堆肥を多く入れると硝酸性窒素が増え逆に最強の発癌物質「ニトロソアミン」が発生します。
増収と安全性・・・厄介な問題です。

自然農法でのニンニク栽培は少なく貴重品といえます。

このニンニクは商品化して独自の流通で直接消費者の食卓へお届けしたいと思っています。








どのような商品にしたら若い方たちにも食べて戴けるか研究中です。
kokakashi@gmail.com でアイデアをお聞かせください。

ところで「葉ニンニク」ってご存知ですか?
若いニンニクの茎と葉のことです。
お店に並ぶことは少なく、食べ方を知らない方が多いですが
この時期は全体が柔らかく豚肉と一緒に炒めると絶品な味です。
強烈な匂いは無く、むしろ食欲をそそる香り程度です。

3月に「葉ニンニク」で食べて、4月に「芽ニンニク」を食べ、6月に「ニンニク玉」を収穫する。
ニンニクは多段階で美味しく食べられる野菜です。

国民の医療費が30兆円を超し、3人に一人がガンで亡くなっている現在・・・
『人間が食べるべき本来の食べ物・・・』
その様なことを思いながらニンニクを栽培しています。





田んぼの出来事 6月

 10日間続いた田植えが無事、終りました(6月16日~26日)
ほっとしています。
後は自然の働きにまかせるだけです。



 写真は珍しい品種の黒米を手植えしているところです。
日本の在来種らしく、品種改良をしていないためか、育つ環境が異なると
発芽が極端に悪く、苗箱(写真下)がまばらです。




こうなると機械では植えられず、手植えです。

ほんのわずかな苗箱でしたが時間がかかりました、機械なら10分ほどで終わると一日かかりました。
農業は機械がなかったら成り立ちません。



お手伝いの人々
大変助かりました、
みんなで食べるご飯は
おいしい~!


純粋米

多くの方に食べて戴きたいお米です

体質改善中の方をはじめ、多くの方に食べて戴きたいお米です

生産量は極僅かです


『栽培特徴』
15年以上、農薬や化学肥料、除草剤など使用せず、稲藁を腐食しただけの無施肥栽培のお米です

蘇生水素水で土壌改良した農地で育った健康に良いお米です


純粋米玄米


純粋米白米

純粋米玄米

純粋米白米

還元米


私のこだわりを凝縮した世界最高のお米です

還元米白米

還元米玄米

還元米白米

還元米玄米


還元米玄米(紙袋)


『特徴』

『触媒機能を持ってます』

酸化を還元してくれるお米です
僅かスプーン一杯の還元米を お米に加えて炊飯すると、
不味いご飯が蘇生し、 新米の様な美味しいご飯に変わります、
(触媒機能をもったお米、これはすごい事なんです)

『抗酸化米』 
写真③はH17年度産の還元米です、いまだに腐敗せず
きれいなままです

『栽培特徴』
20年以上の長い間、農薬や化学肥料、除草剤など使用せず、蘇生水素水で土壌改良した、酸化還元電位が低い農地で育ちました、 稲藁を腐食しただけの無施肥 自然栽培のお米です

『電気炊飯器による玄米の炊き方』
(還元米2カップ+大豆3分の2カップ+モチ麦3分の1+水3カップを電気炊飯器の玄米コース柔らかめ
で炊飯する、 柔らかく美味しくなります)
生産量は僅かです

アトピーの方、体質を改善したい方、本物を探しておられる方に食べて戴きたいお米です







『参考資料・お米の腐敗実験』
お米を水に浸したら、このように変化しました
写真①  太陽の光に当てると1週間もせずお米は腐敗はじめ、異臭がします
      左有機農法 右化学農法のお米(いずれも腐敗型のお米)
写真② お米の中から出てきたヘドロみたいな物 (17年産、腐敗型のお米)
写真③ 平成17年度産の還元米、数年経過した現在でも水は濁らず腐敗していない
     (抗酸化のお米)
写真④ 蘇生水素水の散水 この後土を撹拌し、全体に水素イオンを転写する
 この作業を繰り返し行うと還元電位が低い農地に変わり、抗酸化の作物が育ちます。






写真①
左 有機農法のお米
右 化学農法









②有機農法のお米











③還元米
H17年産のお米
















④蘇生水素水を撒き
 土壌改良中







(※喜びの体験が多く寄せられるお米です・・・「さよならアトピー米」とお客様から付けて戴いた別名があるほどです)

(※第三の生命体ソマチットの第一人者、福村先生より土壌検査して戴き、ソマチットが存在すると回答を戴きました、蘇生した農地のマイナスイオンを餌にして増えていつように感じています)

(※蘇生した農地の排水が流れる用水路にシジミが発生するようになりました)

お米が皆様に届くまで

『準備編』 
米作りの始まりは4月第二第三第四日曜日に行われる用水路の清掃から始まります。
全農家で刈払い機やスコップなどを持ち長い用水路の草刈りや土砂 ごみ等を取り除く
ことから始まります

①4月 種もみの準備 選別の様子



自家採種されたままの種もみには写真のように「芒」と
言う稲のきっさきが付いています
この芒 種蒔きに邪魔になります





この芒を取り除き 大きい種を選別する機械が上の脱ぼう機です

まず上のホッパーに種もみを入れると中で選り分けられ
芒と小さい籾は横から 大きい籾は正面の口から出てきます

大きい籾だけを種子として使用します

自家採種は重要で自然栽培の基本です
採種を重ねるに従い種子の中に残留する肥毒が無くなって来ます
数年かかります



②5月中旬 苗代の準備



苗代は毎年決まった田んぼです
ここに苗箱を置きます、高低差が無いよう水平に
均します
最後の仕上げは手作業です




③5月中旬 温湯種子消毒
無肥料自然栽培では農薬を使えません
右の機械で60℃のお湯で10分間浸水し病害菌を殺菌します、




温暖化によりウイルスが活発化しています
昨年導入し大きな効果を発揮してくれました


④熱くなった種もみを水で冷やす
種籾が煮えないよう急いで行う作業です

慎重と迅速な作業を求められます

失敗したら終わりです

⑤次にこの種籾を4日間水に漬けます 
風通しがよく涼しいが場所が最適です



種籾は発芽の準備を始め 酵素を出し水は濁ります
毎日水を変え 消費された酸素を補給し 満遍なく 
行き渡るように気を使いながらの作業です

この一連の作業はとても重要な作業です 

近年温暖化による高温化でウイルスが活発になっています
眼に見えないウイルス 農薬を使用しないので発生したら手の打ちようがありません



(一般農法ではこの段階で一回目の農薬を使用します
乾いた種籾を消毒液に漬け殺菌します 
    当然種子の中まで液の浸透が予想されます
消毒液に漬けるだけですから簡単です)
(見方を変えると薬品の毒性の強さがわかります)

4日間浸水した種籾
水を十分に含み膨らんだ種籾 
中には根っこが出ているものも有ります





⑥水から揚げ水分を切り種籾を乾燥させる


⑦種蒔き
水分を切り種籾がさらさら状態がベスト
むらなく蒔けます
一つの苗箱に100g~120g程蒔きます



播種機による種蒔きの様子
4~5人の人手が必用です



使用する土は深い地層の赤土です、小石など除いて乾燥させて
あります 雑草の種子など有りません

(一般農法はこの土に化学肥料を混ぜて使用しています)

⑧翌日 苗代に移します
種籾の作業は最後まで慎重を求められます
作業員は毎年手伝ってくれるベテランばかり



有り難い仲間です 感謝 感謝

黒い不織布で覆ったら一連の作業は
終わりです

2~3日内に一斉に発芽します



これから一ヶ月間 毎朝水を入れ種籾に
適度の水分を補給します

不織布で覆うと光が抑制され苗の節が
伸び田植えしやすい苗になります

⑨成長の様子を観察しタイミング良く
不織布を剥ぐと緑色の苗が現れます
奇麗な苗に成長してくれました



感動するような鮮やかな緑色です

田植えまで後一週間ほどです
光を当て苗を硬化させます




『田植え編』 


⑩6月中旬
いよいよ田植えの始まりです
田んぼにたっぷり水を張り代かきハローで
トロトロの土にします



⑪いざ田植え
人員は3名
10アール(約300坪)に20枚程の苗箱を使用します
最近の田植え機は性能がよくなりスピードが速く
苗補給が大忙し
田植えは重労働で10日間程で体重が5キロ減り
苛酷さが判ります



(一般農法では第二回目の農薬を使用  田植え時に苗箱に
農薬をまき害虫の予防をします・後々まで効果が続くようです)
田植え直後の苗



小さくひ弱な苗ですね、今日から独り立ちです

元気に大きく育ってね…祈らずにはいられません



(一般農法では田植え直後に除草剤を使用します
三回目の農薬です・ほんの数分で広い面積の除草が出来るので
大きなコスト削減になります)
(農水省は国際競争力を強化するためコスト削減し大規模化を 
後押ししています  コスト削減を支えるのは農薬と大型機械です
健康の事など配慮しない場当たり的な政策ですね)

無肥料栽培では初期生育が遅く気をもむことが多々
あります
それでも20日目を過ぎっるころから成長が活発になり
分ケツし稲の本数が日増しに増えます

⑫田植えが終わると水管理が重要な作業になります
早朝水口を開け 入ったら閉める
この作業を毎日行います



天気のいい日の水温は40℃以上にもなります
お風呂の温度と同じです
この環境を稲は好みグングン成長します

水が冷たいと稲の成長が極端に悪くなります

この水管理次第で収量が決まります
7月下旬まで毎日続きます


ジャンボ田螺です



雑草の芽を食べて除草の手伝いをしてくれる
有り難い生き物です
除草のスペシャリストです

広く西日本に分布し食欲大勢で時々
田植え直後の苗まで食べるので害虫に
なっています

(一般農法では穂が出る前の8月中旬に四回目の
農薬散布が行われます )
(無肥料自然栽培は何故農薬が要らないのか…
不思議ですね この疑問には後ほどお答えします)



8月下旬一斉に穂が出ました
稲刈りまであと40日ほどです

⑬穂が出てくると寄ってくる厄介な生き物が
います 雀です



雀の食害は放置しておくと大変な量になります
大軍で押し掛けると100キロほど食べてしまう
ことも有ります
予防に風になびきキラキラ光る赤銀テープを
田んぼの周囲に張り廻らします
雀は警戒して寄り付かなくなります

⑭恥ずかしい写真です
除草に失敗しました



稗があちらこちらに生えてきました。
この稗 後半になって急成長し稲より
大きくなります

種が落ちると来年が大変です
全て取り出します
尖った葉で眼を刺さないよう作業メガネを掛け
草負けしないよ長袖を着ての作業です
暑い 汚れる 濡れる ぬかるんだ田んぼ
から出すのは一苦労です

除草剤を使う農法はこんな苦労は有りません

⑮待望の稲刈です



⑯この後籾の乾燥
⑰籾すり
⑱石抜き
⑲精米
⑳色彩選別
と続き10月中旬には皆さんのお宅に新米が
届けられます


米作りは気象の変化など予測出来ないことも多々あり経験が要求されます、
無肥料自然栽培はマニュアル通りに行きません、今まで多くの失敗重ねてきました


もうひとつとても重要な事があります
それは植物に語りかけることです、それによりお米は一味違うお米になるようです
言葉や足手を持たない稲ですが魂を持っているようです
けして物質だけではないようです

現代は全てにわたり眼に見えるハードを重要視すぎる傾向にあります
しかし無肥料自然栽培ほど眼に見えないソフト面が重要な農法は他に有りません



稲が一番嫌うこと  それは生産者の私利私欲のようです、