広い水田地帯にひと際目を引く生育旺盛な稲、「 旭・亀の尾」
静岡大学の中井弘和農学博士により無施肥栽培を前提として交配された新品種です。
世界で初めての試みです。
一般の品種は肥料や農薬を与える事を前提に交配しますが見方を変えれば生命が軟弱な証拠でもあります。
元々『東の亀の尾・西の朝日』と言われる良食味のブランド米で、現在栽培されているお米の原種とされています。
この田んぼは22年間の長きに亘り無施肥栽培の田んぼです。
他の肥料をたっぷり与えた慣行栽培の稲に負けません。
過酷な環境変化に適合する品種の様です。
来年度は栽培面積を拡大予定です。
背丈 127㌢、穂の長さ 23㌢
田植日 6月29日
出穂日 9月17日
【 9月27日撮影(出穂10日後の写真)】
90年程自家採種を続けている貴重な品種「朝日」、こんなに長きに亘り自家採種は私だけになりました。
自家採種を繰り返すと種子は次第に不純物が抜けて清く純粋に成り、健康に良い種子になります。
益々広がる深刻な健康不安、朝日は食べる方の健康を願ったジョーカー(切り札)、最高のお米です。
稲にとって光を充分に浴び、肥料を与えた稲に負けない生育ぶりです。
この異常な温暖化は光の増大をもたらしました。
太古昔、生命をもたらしたのは光です。
温暖化は見方を変えれば肥料のいらない環境が整いつつある、その様にいえるかと思います。
『病なき世界の建設』、今年はその前夜に当たる年かもしれません。皆様にお召し上がり戴くのが楽しみです。
背丈 98㌢、穂の長さ 18㌢
品種 朝日
田植日 6月27日
出穂日 9月7日
【 撮影日10月10日(出穂37日後の写真)】
あと一週間ほどで稲刈りが始まります。
おがた健康農園 緒方弘文