田んぼの出来事2024年3月

 まだまだ寒い日が続きますが間もなく4月を迎え、今年の種籾の準備が始まりました。
熊本地方は周期的に雨が降り、田んぼを耕すことが出来ません。雑草が目立つようになりました。


3月19日20日、ビニールハウスの中で種籾の準備です。
収穫した籾(左)には臍の緒みたいな物がついてます。
この臍の緒が付いていると邪魔になり、均一播種が出来なくなります。
また、細かな羽毛みたいな硬い繊維で覆われています。




      【脱芒作業】

これを取り除く機械が脱芒機です。
播種時に種籾が滑りやすく均一に播種出来る様にします。

⇐上部のホッパーに籾を入れると





⇐出口から綺麗な籾が出てきます。

これを2回行い種もみが出来上がります。







⇐種籾に適しない小さな籾は左にでてきます。









出来上がった綺麗な種籾(左)

品種は『朝日』

90年ほど自家採種を続けている貴重な種籾です。
私たちの『命の基』になります。





食味だけを重視し、交配に交配を重ねたお米が多く栽培されていますが、表面に現れる食味ではなく奥に隠される見えない力『生命力』、それが一番大切と捉えています。
『お米の命を戴く』・・・そのような思いでお米を育てています。

おがた健康農園 緒方弘文