おがた健康農園TOPページ


〇2025.3.19
2025年度 新米の年間契約を受付中です。
一年を通し安定してお召し上がりの方は申し込みください。
申込書・詳しい資料を送りますのでご連絡ください。

ご購入ページはコチラ

スライドショー表示領域

田んぼの出来事 №6

  ~ 初田起こし ~


 乾いた空気に抜けるような青空が広がる初冬の日、稲刈りを終えた田んぼでは、次年度の米作りがすでに始まっています。
稲刈り後の田んぼには、コンバインで切り落とされた藁や切株が無雑作に残されています。
それらを土に鋤き込み、腐食させて肥料へと変える作業、「初田起こし(秋起こし)」が米作りの第一歩です。
時間をかけて分解された残渣は、来年の稲を育てる地力となります。
 気温が下がり微生物の活動が緩やかになるこの季節、切藁には納豆菌が繁殖し、善玉菌が優位となります。
こうして田んぼは、免疫力が強い米を育む環境へと整えられていきます。
 最初の作業はプラウによる土起こしです。土を粗く反転させ、酸素に触れさせることで腐食を促進します。
効率的に耕すことができ、毎年繰り返すことで田んぼは少しずつ健康な姿へと変わっていきます。


          おがた健康農園
          https://ogata55.com



田んぼの出来事 №5

  ~ 籾摺りの流れ ~


 稲刈りは午後に行い、その後一晩かけて乾燥、翌日の午前中に籾摺りを行います。
このサイクルを繰り返しながら、丁寧に作業を進めていきます。
籾摺りのライン
①乾燥機 (右側の背の高い機械)
②もみすり機 (手前の機械)  籾の外皮をむいて、玄米になります。
③石抜き機  玄米に混ざった小石を取り除きます。
④選別機   玄米粒の大きさを選別します。
⑤色彩選別機(中央の機械)  カメムシ食害米、焼け米、
ガラスなど色の異なるものを除去します。きれいな玄米には無くてはならない機械です。
(今年は高温障害で焼け米が多く混入していました)
⑥計量器  30kgの袋に詰めて、完成です。
このような工程を経て、安心して食べられるきれいな玄米が出来上がります。
これらの機械は高価なものが多く、現在、購入すると私の所でも新品価格では合計約1000万近くになります。
新規参入を阻む原因の一つです。

              おがた健康農園



田んぼの出来事 №4

 ~ 田んぼで起きた、小さな奇跡 ~


 稲刈りの中日。空は澄み、風は心地よく、田んぼには黄金色の稲が揺れていた。
作業も終盤に差しかかり、「あと一列で終わる」と思っていたそのとき、30年選手のコンバインが突然止まった。
エンジンはかかっているのに、前にも後ろにも進まない。
原因は「クローラ切れ」。コンバインの“足”にあたるゴム製の部品が、寿命を迎えたのだ。
もしこれが交通量が多い道路だったら、もしこれが作業の始まりだったら――
とても面倒なことになります、考えるだけで冷や汗が出る。
けれど、奇跡的に田んぼの中で、しかも最後の一列を刈り終えた直後に止まってくれた。
まるで「ここなら大丈夫」と、コンバイン自身が判断したかのようだった。
長年働いてくれた機械が、最後まで責任を果たしてくれたような気がして、胸が熱くなった。
 翌日には部品が届き、整備士さんが慣れた手つきで交換。
稲刈りは一日延期で済み、無事に全ての収穫を終えることができた。
 田んぼには、こうした小さな奇跡が幾つもあります。
人の営みと機械の働き、そして自然の関わり。
それぞれが役割を果たしながら、田んぼという命の場を支えている。
天の神様の存在を感じる出来事でした。『感謝』

               おがた健康農園



田んぼの出来事 №3

 ~ 命を繋ぐ母本選別・一穂に込める祈り ~


 近年の気候変動は、私たちの暮らしに様々な影響を及ぼしています。
季節の移ろいが不安定になり、農作物の育成にも予測の難しさが増しています。
稲もまた、その変化に翻弄されている存在のひとつです。
 私が育てている「朝日」は、約90年にわたり自家採種を続けてきた在来種です。
農薬や化学肥料に頼らず、自然の力と人に手で命を繋いできたこのお米は、きっと不純物の少ない澄んだ味わいを持っていることでしょう。
 しかし、2024年度は、異常な高温の影響で種子が傷ついた恐れがあり、本年度は通常の栽培はみおくり、2026度の種子用のわずかな面積だけでの栽培となりました。
ありがたいことに順調に育ってくれました。
 その中から、未来へと命をつなぐ「良い種子」を選び出す作業が、母本選別です。
長い穂を目安に、一本一本を見極めていくこの作業は、見た目には地味な作業かもしれません。
けれども、これは命を選び、未来を育てる、極めて需要な営みです。
 母本選別は、祈りにも似た静かな手仕事です。選ぶのは、ただの穂ではなく、希望です。
先人たちが守り続けてきた命のバトンを、次の世代へと渡すために。
その手のひらには、90年の歴史と、これからの希望が宿っています。
 気候が不安定な今だからこそ、こうした営みの意味を改めて見つめなおしたいと思います。自然と向き合い、命を思い、未来を育てる。
母本選別は、そんな「人を思う心」の象徴なのかも知れません。
                おがた健康農園

田んぼの出来事 №2

 草刈りの中で見つけた癒しの力 ~


  ますます高温化する昨今、農家にとって最大の苦労は草刈りです。
切っても切っても伸びてくる雑草との格闘は、正直なところかなり骨の折れる作業です。
そんなある日、私は不思議な体験をしました。
 作業中、ふとお客様の声やお顔が思い浮かぶと、瞬く間に疲れが消えていくのです。
唯物的な考え方が主流の現代では、精神論を語ると敬遠されることもあります。
しかし、目には見えない「思い・よろこび・感謝の言葉」には、人を癒す力があるように感じます。
その時、私は『感謝の心』の大切さに気付いたようです。
実際、その様な事を思い浮かべながら草を刈っていると、不思議と身体が軽くなるのです。
カッコつけているようで恐縮ですが、その様な事を意識して作業しています。
 これからも、消費者の皆様の悩みを共有しながら田んぼに向きあいたいと思います。
きっと、いいお米ができるかと思います。

            おがた健康農園
            代表 緒方弘文



田んぼの出来事 №1

~ 地球のシステムと自然農法 ~

 野山を眺めてみてください。
春に芽吹き、夏に成長し、秋に紅葉し、冬に静かに葉を落とす…。
この営みは、何千年も前から変わることなく、今もなお厳かに繰り返されています。
それは地球のシステムと言えるかと思います。
そこには農薬も肥料もありません。
ただ、風と水と太陽と、地球のリズムがあるだけ。
あらゆる命は、この「地球のシステム」の恩恵によって生かされているのです。
私が行う自然農法は、このシステムを最大限に生かした農のかたちです。
5月に種をまき、6月に田植えをし、夏に穂が出て、秋に収穫する。
私の田んぼは、地球の鼓動を映す小さな鏡のようなもの。
ただただ、地から湧き出る霊気によって育まれています。
この自然の恵みを、ぜひ一度味わってみてください。
きっと、心と体がよろこぶはずです。

      おがた健康農園  代表 緒方弘文
      https://ogata55.com