平成26年度 新米の挨拶

 今年は7月下旬から40日間 天気が悪く、観測史上初めてという日照不足に見舞われまし
た。
この時期は幼穂形成期で人間でいえば妊娠期間中にあたる重量な時期です。
この異常な事態に大変心配し 何度となく田んぼに足を運び 稲に励ましの言葉を投げかけ
ました。

不思議な現象が見られました。
最後に出る葉を 止め葉 と言い 光合成をして実を充実させる重要な葉です。
その止め葉 無肥料栽培では肥料分が少なく 葉は穂と同じ高さまでしか伸びません。

しかし今年は穂より5~6センチ高く伸びているのです。
光を求めて懸命に成長したんです。






長年農業をしていますが自然栽培の稲の生命力を
見せつけられたようです。


周囲の慣行農法の農家では収量が少ないそうです、
しかし、無肥料自然栽培では例年と変わりませんでした。

無肥料自然栽培は異常気象に強い事が証明されました。

無事収穫出来たことに 感謝 感謝 です。
異常気象の中 艱難辛苦をのりこえ 懸命に努力し 子孫を残してくれたお米を褒めてあげて
下さい。